水耕栽培
私が取り組んだ水耕栽培について記します。
正確には水耕ではなく、砂耕栽培ですが。
詳細な構造については今後随時触れていきます。
今、水耕栽培に凝っている。
結婚するまで野菜や花を栽培することには全く興味がなかった。
小学生、中学生のころ、
汲み取り式の便所から肥やしをバケツに入れてリヤカーで畑まで運ぶ母さんの手伝いをよくした。
リヤカーの後を押すのであるが、
昔の農道は草で凹凸があり、草に乗り上げる度にバケツの中の肥やしが
タピーン、タピーンと
揺れて飛沫が飛んできた。
そんな時、
母さんは「ちゃんと、はねないようにワラを入れてある、文句を言うんじゃない」と言ってたっけ。
しかし母さん!
リヤカーの肥やしは前には飛ばないんだ、後ろに飛ぶんだよ!。
それがいやであまり手伝わなかった。
畑は肥やしのとびしゃりとイメージが重なり、
成長するにつれて、畑作業、絶対したくないことの一つになっていった。
『案外、単純な理由だ』
しかし、ここ数年で植物を育てることには興味が出てきた。
特に水耕栽培については、あの肥やしのトビシャリから開放される。
第一科学的である。
今から20年ほど前に企業の多角化経営の一つとして、
水耕栽培を工業化するということで、いろんな業界の会社が研究に着手したことがあった。
大企業でも工場の一角に水耕栽培の研究部門が設けられたこともあった。
しかし、生産性の低さから次第に各企業は手を引いていき、ほとんど日の目を見ないような形で終わったと思っていた。
ところが、一部の企業ではその後もずーっと研究が続けられていたようである。
今では、ダイエーなど植物工場という名で、工場内に電球による照明と溶液だけによるサラダ菜などが生産され、
実際に店頭で販売されるまでになっている。
採算のとれる栽培方式の開発、
設備費用の低減、
収穫効率の更なる向上などが課題である。
水耕栽培ではボウフラ?も養殖できます。
溶液の濃度を誤ったようです。
構造は下図のように極めて簡単なものです。下手な絵ですが分かってもらえますよね。
養液は循環式としています。
循環式では、養液の濃度管理が必要になりますが、
面倒なので、ホームセンターで売っている一般的な野菜用養液を薄め(通常の希釈率よりさらに2〜3倍薄める)に
にして養液タンク(ごみ用のポリ容器を流用)に入れて、タイマーで10分おきくらいに散水してます。
養液は1週間使用したら、全て捨てて、その後に水のみ入れて、水が循環しないように全て排水しながら散水します。
その後、再度、希釈した養液を入れて1週間、循環散水します。 これを繰り返しました。
同じ養液を使用していると砂の中の養分濃度が高くなりすぎるかなと思い、時々、水のみの散水で排水しながら
砂の中を洗浄するという考えです。
トマトは簡単で予想以上の出来でした。大きさも味も市販の温室栽培ものと変わりません。
散水の量を極端に減らしてやって、雨などもかからないようにビニールで覆って栽培すれば、
最近話題になっている、濃厚な味のトマトもできるでしょう。
メロンはソフトボール台の大きさまでになりましたが、実の部分をネットで受けていなかったために
揺れたりしている間に茎が折れてしまったのは残念です。
クレソンは繁殖しすぎて食べきれなくなりました。セロリも簡単でした。
ゴールデンベルは赤や黄色に色がつくまでにはなりましたが、身が大きくならず、市販のピーマン程度
までが限界でした。
種類によって、もっと研究していく必要があります。
畑を耕すよりは、力の必要もありません。
もちろん、畑で自然に任せて作る魅力には到底およびませんが
畑作とは別の分野の趣味であると考えを変えれば、
定年後の作物を育てる方法の一つとして楽しめるのではないでしょうか。
我が家の砂耕栽培?でできたトマトです。おいしそうでしょ!おいしかったですよ。
セロリ
全体 
ゴールデンベルとクレソン
メロン
